牛久沼のクサリケイソウ
The Bacillaria paradoxa of the Ushiku swamp(2007).
fig.01 牛久沼のクサリケイソウ(縮)
fig.01 牛久沼のクサリケイソウ(縮)Bacillaria paradoxa(GMELIN)
fig.02 牛久沼のクサリケイソウ(伸)
fig.02 牛久沼のクサリケイソウ(伸)Bacillaria paradoxa(GMELIN)
【よしさんコメント】
フランスの詩人、ジャン・コクトーに「私の耳は貝の殻 海の響をなつかしむ」(堀口大学訳)があります。

クサリケイソウは、「世界の海洋汽水域に分布する広塩性種で、ときに淡水域まで分布する」
(※01)とされる海洋プランクトンです。

茨城県牛久沼(三日月橋下)における、クサリケイソウの観察は、今回が3回目(※02)で、
現在はほぼ淡水湖沼の牛久沼が、かつて汽水湖であり、約5000年前には海(古鬼怒湾)であった歴史を、 現在に伝える、証拠生物のひとつと見なせます。

【参考】「なぜ、牛久沼がワカサギの自然繁殖に適しているのか」(2006年08月12日発表稿)

不思議なことに、牛久沼の3ケ所の定期プランクトン調査ポイント中、クサリケイソウは 稲荷川筋の三日月橋下でのみ採取されています。

(※01)
『日本海洋プランクトン図鑑』山路 勇(1979年・増補改訂版・保育社・4000円)
(※02)
1回目 2006年09月29日
2回目 2006年11月08日
3回目 2007年10月19日

採取:2007年10月19日(金) 08:30 天候◎ 水温16.7℃ 水位:YP5.74m 水色ややマッディー
発表:2007年10月22日(月) 牛久沼漁業協同組合顧問よしさん
転載許可: 牛久沼漁業協同組合ホームページ に本稿転載を許可します。よしさん。
牛久沼漁業協同組合

牛久沼のワカサギ環境調査ページへ